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Social Innovation through Action Research

アクション・リサーチによるソーシャル・イノベーション研究ネットワークプロジェクト:
21世紀型の教育イニシアティブを創成するための学際的・国際的コラボレーション

@早稲田大学人間科学学術院(Waseda Univeristy Faculty of Human Sciences)

◆基幹プロジェクト◆

​アクション・リサーチの方法論を使った基幹プロジェクトが以下のような形で現在進行中です。

Post-COVID時代の教育のあり方を考える国際授業研究プロジェクト

基幹プロジェクト1

COVID-19の蔓延による休校・オンライン授業で学校に通うことに対して前向きになれなくなった児童が全世界的に増加しているいという社会的課題を解決するために、アクション・リサーチの一つのカタとして捉えられている授業研究(Lesson Study)を所沢市内の小学校とロンドンの小学校で実施し、授業研究で得られた知見の交流を日英間で行っていきます。本研究ではケンブリッジ大学教育学大学院の教授陣(Dr. Pete Dudley, Dr. Elain Wilson)がパートナーとなり、多様性とインクルージョンを目指した学校づくりを行なって来たイギリスの小学校で得られた知見や全人格的な成長を目指す日本の小学校で得られた知見の国際的な交流・言語化を行うことで、Post-COVIDの時代の学級・学校コミュニティーのあり方、教育におけるテクノロジーの役割などについてグローバルな視点で考えて行きます。

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井上 典之
(教授)

基幹プロジェクト2

Post-COVID時代の多世代交流を考える国際的な環境づくり研究プロジェクト

人口増加の社会においては、例えば子ども関係では、中高生のための児童館など個々の詳細なニーズに寄り添って多くの建築が用意されてきました。それが近年では、人口減少社会に。福祉施設では複合的な建築や小規模で多機能な建築が登場し、共存共在の仕方が議論されています。また、ダイバーシティの重要性が叫ばれ、複数の福祉施設が混ざるどころか、国、性別、宗教などを分け隔てないよう多様な所属や属性の人々が共に居ることの意味や価値が普及されています。これらの議論に象徴されるように、人口増加の社会では「いかに分けるか」の視点があったものが、人口減少社会では「いかに混ぜるか」へと移行してきました。 そこで本研究では、ヨーロッパの中でも移民難民を多く受け入れているドイツと日本とに着目、多様な要素が含まれている集合住宅や施設を体系的に整理し、それらの今後のあり方を展望することを目的し、それをふまえた日本での環境づくりの実践をも行います。

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佐藤 将之
(教授)

​関連リンク: デュッセルドルフ大学 現代日本研究所(提携先)

基幹プロジェクト3

アクション・リサーチによる超学際的な気候変動対策プロジェクト

一人ひとりの行動変容が求められる気候変動対策を進めるために、地域住民、行政、アカデミア、その他が参加する共創型アクション・リサーチのあり方を考えていきます。所沢市で進める「マチごとゼロカーボン市民会議」を研究対象とし、従来は行政からの普及啓発による理解情勢が中心だった対策(トップダウン型の対策)から、市民が参加する協創型の気候変動対策に移行することの役割を分析します。また、所沢市やその他の農山村を研究対象とし、里山に代表される人間活動と自然環境の調和が求められる二次的環境の保全について、自然資源の持続的利用のためのガバナンス構築のため、多様なステークホルダーが関わることの役割及び効果を検証していきます。

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平塚 基志
(准教授)

基幹プロジェクト4

中高生を対象にしたインクルーシブ防災教育プロジェクト

災害大国である日本において、災害時要援護者への支援のあり方は、数十年来の課題となっています。2015年の国連防災会議で示された「仙台フレームワーク」では、インクルーシブ防災の重要性が盛り込まれ、様々なひとが参画した災害への備えが求められています。このインクルーシブ防災の考え方を、学校での防災教育に新たに組み入れて、災害時要援護者の災害時の課題や支援の方法を具体的学ぶことで、長期的に災害時要援護者対策の基盤となりえます。さらに、他者理解や地域での役割への気づきなど、中高生への教育的な効果を明らかにすることもプロジェクトの目的です。

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古山 周太郎
(准教授)

基幹プロジェクト5

重度・重複障害のある人のコミュニケーション支援システム研究開発プロジェクト

近年、医療的ケアが必要な子どもの数が急速に増えています。こうした医療的ケアが必要な子どもの多くに重度・重複障害があり、コミュニケーションに困難を抱えています。彼らの残存能力を引き出していくためには、彼らの認知や運動、体調変化等の実態を把握し、効果的な働きかけを行っていくことが重要ですが、発話が難しく、はい・いいえや好悪の意思が読み取れないなど、実態把握自体が困難なケースが増えています。重度・重複障害のある人々が示すわずかな変化を、客観的にかつ簡便にとらえる手段の確保が求められています。そこで本研究では、IoT(Internet of Things)やAI技術を利用して視覚・聴覚・触覚刺激を提示しながら重度・重複障害のある人の反応の変化を自動的に観察し、彼らの運動・認知能力を評価できるシステムを開発しています。さらに評価から導かれた効果的な刺激を、動きのタイミングに合わせて自動的にフィードバックすることで、対象者からの反応や発信を引き出すコミュニケーション育成へとつなげることを目指しています。

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巖淵 守
(教授)

基幹プロジェクト6

セサミストリートカリキュラムの導入についてのフォーマティブ・リサーチ

子ども達が、自分の夢や夢の実現方法について考えたり、多様性とインクルージョンに考えながら自由にディスカッションを行うセサミストリートカリキュラムを日本の小学校に導入することについてのフォーマティブ・リサーチを担当してきました。その中で、カリキュラムを現場で教える教師のチームが主体となって授業研究を行い、外部からそれをサポートするインサイドアウト型の社会実装の大切さが浮かび上がって来ました。セサミストリートとは今後も協力関係を継続しながらさらに研究を進めていく予定です。

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井上 典之
(教授)

基幹プロジェクト7

​タイにおける授業研究による授業改善プロジェクト

授業研究(Lesson Study)は、教師のリフレクションを促す優れた力量形成のシステムであり、それ自体が授業改善のためのアクション・リサーチでもあります。本プロジェクトでは、タイの授業研究の取り組みにフォーカスします。カセサート大学、チュラロンコーン大学の研究者との研究交流を通じて授業研究についての理解を深めるとともに、現地での授業研究の効果的なあり方についてリサーチを行っています。

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前田 菜摘
(助教)

◆アドバイザー◆

アドバイザー

​国際研究アドバイザー

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加瀬 裕子
早稲田大学 名誉教授
Westren Sydney University 客員教授

老年学を専門に、在宅ケアを効果的・効率的に行う地域コミュニティのあり方についての国際比較研究に取り組んできた経験をもとに、国際研究に関する助言を行います。

​教育データ科学アドバイザー

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杉澤 武俊 
早稲田大学 准教授

心理統計学・教育測定論を専門として教育を取り巻く諸課題に取り組んできた経験をもとに、統計的なデータ処理や効果の測定・評価に関する助言を行います。

◆Updates◆


​国際シンポジウムSocial Innovation through Action Researchを以下の日程で実施します。

March 11th (Saturday) ​

1pm-5pm (Japan Standard Time)

​詳しくはこちらのフライヤーをご覧ください。

早稲田大学人間科学学術院人間総合研究所

https://www.waseda.jp/fhum/archs/

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